【ボート】三宅潤が約3年ぶりの優勝を飾る

 「餃子大好き 大阪王将杯」(16日・尼崎)

 優勝戦が行われ、1号艇の三宅潤(34)=大阪・A2・95期=がイン速攻で快勝。16年9月の津以来、自身2回目の優勝を飾った。

 節イチパワーの機動力は、最後までライバルを圧倒した。三宅はインからコンマ06のフルショット。同じく0台のSで立ち向かった白石、田中の攻勢を難なく退け、1Mで勝負を決着させた。3年前の優勝は、2コース差しで決めたが、今節は堂々の1号艇。「白い枠は初めてでしたが、自分の思う完璧な状態で行けた」と2節前に優勝している20号機を節イチに仕上げ切って、自身2回目の表彰台へと登り詰めた。

 何より三宅を奮い立たせたのは、師匠の小島幸弘氏の存在だ。昨年現役を引退し、今節は取材でピットを訪れていた。小島氏は「結構がんばっているのが伝わってきた。いつもよりずっと落ち着いている状態で、Sさえ行ければ逃げ切れると思った」と弟子のレースに太鼓判。三宅は師匠の温かいエールに「(師匠の存在に)普段ではあまり感じない緊張感はありましたが、優勝して泣かせたかった」とおどけてみせた。

 「最近はリズムや調子は悪かったけど、少しでも自信を取り戻してA1に返り咲いて、記念戦線を走りたい」と新たな目標を掲げた三宅。「まだまだ上を目指せる」と師匠の激励を胸に、優勝賞品の餃子無料券を満喫しながら、約3年ぶりの勝利の美酒に酔う。

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