東京開催デビューへ良血馬が調整 ダービー馬の妹パイネに国枝師も高評価
来週から始まる東京開催デビューに向けて、美浦では続々と良血2歳馬が調整を進めている。
注目はクラシックホースをきょうだいに持つ2頭。10月14日の東京4R(牝、芝1600メートル)でデビュー予定のスパングルドスター(牝、藤沢和)は、半姉がG1・2勝馬ソウルスターリング。姉も管理する藤沢和師は「お姉さんとタイプは違うが、いいものを持っている」と素質の高さを買っている。
全兄が18年ダービー馬ワグネリアンという血統のパイネ(牝、国枝)は、坂路で追われ、素軽い動きを見せた。デビュー日は決まっていないものの、ゲート試験は合格済み。国枝師は「落ち着きがあるし、バネが良さそう」と高評価を与える。
ちなみに、この2厩舎は他にも素質馬がズラリ。藤沢和厩舎にはスワーヴリチャードの異父妹ルナシオンに、父キンカメ×母父ディープインパクトで祖母がエアグルーヴというレッドルレーヴ。さらには、母が米G2勝ちのディープ産駒ゼノヴァースがいる。
また、国枝厩舎はPOGファンの注目度が高いディープ産駒のサトノフラッグ、18年1歳セレクトセールで2億円(税抜き)の高値で取引されたダノングロワールが東京開催デビューへスタンバイしている。(デイリースポーツ・小林正明)