【ボート】丸野一樹がデビュー8年目でうれしいG1初V 地元で決めた

 G1初Vを飾った丸野一樹(左)とプレゼンターの元滋賀支部選手の山田豊
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 丸野一樹(28)=滋賀・109期・A1=が、3コースからツケマイを決めて1着。G1は4回目の優出で初、通算では5回目の優勝を飾った。1号艇で人気を集めた長田頼宗が2着、桐生順平が3着に入った。

 会心のレースで最高の結果をつかんだ。丸野が豪快な一発を決めて、地元でG1初Vを達成した。「1等か6等かという気持ちで攻めて行くだけと思っていた。それがハマりました」と、3コースから1周1Mは思い切ったツケマイ。それが見事に決まり、バックで先頭に立つと、あとはVゴールを駆け抜けるだけだった。

 今節は序盤から自信の舟足に仕上げ、安定した航跡を刻んだ。それでも、4日目12Rで不良航法の減点を取られ予選トップ通過を逃した。「逆にそこで吹っ切れた。流れは離したけど、準優でまた戻ってきてくれた」と失敗を力に変え、再び流れを呼び込んだ。

 この優勝で来春のSG・クラシック(3月17~22日・平和島)の出場権を獲得しただけでなく、賞金ランクも20位まで浮上。「チャレンジカップ(11月19~24日・桐生)も見えてきたので、そこに向けて賞金を上積みしたい」。自力でつかんだG1Vを契機に、視線の先はさらなる高みを見据えている。

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