【競輪】南蓮「豪快なレース見てほしい」 兄は“紀州の超新星”
7月に各地でデビューを迎える115、116期の新人選手を特集する。注目は脇本勇希(20)=福井・115期・A3。兄は自転車競技で東京五輪の金メダル獲得を目指す脇本雄太だ。他にもS級レーサーの南潤を兄に持つ南蓮(和歌山)や、ガールズ在校1位の山口伊吹(長崎)、同2位の鈴木樹里(愛知)など将来性十分の新人をピックアップした。
紀州の超新星・南潤の弟、蓮もデビューを迎える。「トップスピードが高いところ」が長所の南。卒業後は兄も所属している練習グループに入り「スピードに乗せたらそのままだけど、乗せるまでが遅いので」とダッシュを意識してトレーニングに励んでいる。
目標はもちろん「兄です。先行を貫いて、それで勝っているところを尊敬している」とS級で活躍する兄の背中を追う。「豪快なレースをするので見てほしい」。若手の活躍で盛り上がる和歌山支部に新たな大砲候補が加わった。順調にステップアップすればビッグレースで南兄弟の連係も現実味を帯びてくる。