【桜花賞】ダノンファンタジー態勢盤石 猿橋助手「順調」9年ぶり2歳女王が戴冠へ

 「桜花賞・G1」(7日、阪神)

 ドバイターフで世界制圧を果たしたアーモンドアイが、珠玉の走りで桜の女王に輝いてから1年。今年は2歳女王ダノンファンタジーが堂々の主役を務める。歴史的名牝へ、また一歩。破竹の5連勝で“桜冠”をゲットする。前哨戦のチューリップ賞も完勝し、目下4連勝とした2歳女王。その視界には一点の曇りもない。

 大きな注目を集めた1週前リハは、栗東CWで6F78秒4の速い時計をマーク。多少、前向き過ぎる面をのぞかせていたが、弾力性に富んだフットワークで、さすがの存在感を示した。「攻め馬ではコントロールが難しいところはありますが、競馬ではうまく対応してくれますからね。順調に来ています」と、猿橋助手は“不動”の信頼感をにじませた。

 阪神JFへの布石として、あえて“待つ”競馬を課したファンタジーSを快勝したように、学習能力もまた抜群に高い。闘志とスピードを制御する意志をしっかりと持っているということだろう。

 舞台となる阪神芝1600メートルは既に3走。3戦3勝でクリアしてきたキャリアもまた、非凡さを際立たせる。それも9頭立て7番、18頭立て13番、13頭立て1番と、さまざまな枠順からレースを組み立て勝ち切って来た経験も、戴冠への信頼すべき羅針盤となってくれるはずだ。

 「本番に向けて、状態をしっかりと上げていきたい。そう思っています」。精神面にもアプローチしながら、細心の仕上げを施す。10年アパパネ以来、9年ぶりとなる2歳女王の戴冠へ。満開の桜舞う仁川で、しっかりと輝きを放ってみせる。

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