【桜花賞馬体診断】プールヴィル
「桜花賞・G1」(7日、阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、桜花賞に出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【プールヴィル 評価B】
2歳時からキ甲(※1)が抜けていたが、丸みがあったトモに比べると首差し~肩~前腕にかけては物足りなさが残った。ただ前走時はそのあたりが解消。これは成長と言っていいだろう。今回は間隔が詰まって中3週での実戦となるが、前腕のボリュームが増してきたのは驚きの一語だ。ここにきての上昇度は計り知れずA評価も考えたが、多少臀部(でんぶ)の膨らみが落ちて前が勝った感じに映る点は割り引きか。つなぎが短めだが、クッション性があるためマイルは守備範囲。B評価が妥当だろう。
(※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。
(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F53秒1-38秒7-12秒3(馬なり)。キービジュアル(3歳未勝利)に半馬身遅れたが、最後までしっかりと集中したいい走りだった。好気配。