【桜花賞を占う】ダノンファンタジーなど阪神JF上位組優位
「桜花賞・G1」(4月7日、阪神)
阪神JF1~3着馬がいい形で始動戦を終えたため、勢力図は大きく変わらない。覇者のダノンファンタジーはチューリップ賞を制して4連勝。好位で我慢させて抜け出す強い内容だった。阪神JFと同じ走破時計の1分34秒1は強調できないが、マイルまでなら隙がない。
クイーンCの1、2着馬は阪神JFの2、3着馬。勝ったクロノジェネシスは瞬発力が武器。反応が良くて、着差以上に強かった。2着のビーチサンバは出遅れが響いたが、上がり3F32秒9は秀逸。土曜から月曜にスライドした代替競馬で体調も万全ではなかったはず。本番では2歳女王を脅かす存在となる。
フィリーズRは1着同着。ノーワンは最内枠から経済コースを通ってのV。また、プールヴィルは3勝が1400メートル。ともに1F延長は微妙だ。フェアリーS勝ち馬のフィリアプーラは時計短縮が課題。本番に直結しないアネモネS組だが、ルガールカルムの勝ち時計1分34秒4は過去10年で最も速く、勝ちっぷりも良かった。また、チューリップ賞2着のシゲルピンクダイヤはひと叩きの効果が大きそう。いずれにせよ、阪神JF上位馬が中心になる。