岩手競馬がレース再開 禁止薬物検出で再発防止策

 競走馬から相次いで禁止薬物が検出された岩手競馬を運営する岩手県競馬組合は23日、昨年末から休止していたレースを水沢競馬場(奥州市)で再開した。

 31日までの計5日間の「春競馬」で、55レースを予定している。厩舎関係者の手荷物検査を導入し、2月中旬から3月中旬にかけて出走予定馬約580頭の全頭検査を実施するなど、新たな再発防止策に取り組んだ。

 雪が降る中、開場前には約200人が行列をつくった。同県花巻市から長女(7)と来た地方公務員赤崎雅之さん(50)は「本当に待ち遠しかった。久々のレースを楽しみたい」と笑った。

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