【ボート】GP&QCカウントダウンコラム11
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
◆男子5位・中島孝平
中島は5月のオールスター(尼崎)で2回目のSG制覇を果たし、早々とグランプリ出場を確定させた。賞金ランク5位で、トライアル2ndからの出場。「グランプリに出たところで勝てるのかなって、負の、マイナスの気持ちしかない」。近況は納得の状態に仕上がらないことに不安を口にする。
住之江は2010年にグランプリを制した水面。「住之江は出る時と、出ない時がはっきりしている。エンジンの引きがいいので、相性はいいのかな」。ベスト6には実績機が与えられる利点を生かして、黄金のヘルメットをつかみ取る。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子5位・日高逸子
日高が2年ぶりに年末決戦の舞台に帰ってきた。昨年は2カ月のF休みが影響し、賞金ランキング13位。寺田と2人で続けていた第1回大会からの連続出場も“6”で途絶えてしまった。
今年はフル出場を果たし、10月の福岡で約3年ぶりの優勝。「若い子がうまくなりすぎて、なかなか優勝ができなくなった」。クイーンズクライマックスは14年に優勝。「自分で走る競技ならついて行けないが、エンジンで走るから、駆け引きやS、ターンをうまくやることでやれている」。今回は2回目のティアラ戴冠と女子最年長G1優勝に挑む。