【ボート】GP&QCカウントダウンコラム12
「グランプリ・SG」(19日開幕、住之江)
◆男子4位・井口佳典
今年の井口は3月のクラシック(浜名湖)で5年8カ月ぶりにSG制覇。賞金ランキング4位で、2年連続してトライアル2ndからの出場を決めた。「1stの2日間は、とにかくメンタル的にしんどい。今回は最高の形。気持ちの面で余裕というか、アドバンテージがある」。百戦錬磨の実力者でも、頂上決戦のプレッシャーは尋常なものではない。
グランプリは2008年に優勝。「グランプリは自分の中で、2回目を獲ってこそ、本当に実力があって獲れたものだと考えている」。8回目の出場となる今回こそ、黄金のヘルメット奪還を誓う。
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「クイーンズクライマックス・プレミアムG1」(26日開幕、平和島)
◆女子4位・守屋美穂
11月のG2・レディースチャレンジカップ(芦屋)で、女子ビッグレース初優勝を飾った守屋。賞金ランキングも4位までジャンプアップし、4年ぶりに年末決戦の舞台に戻ってきた。「地道にコツコツやって来たかいがあった。悔しい思いもした一年だったが、最後まで諦めずに走って来ました」と喜ぶ。
チャレンジカップまで優出8回を数えながら、優勝はなく準優勝が5回。あと一歩のところで、勝ち切れなかった。4年ぶりの大舞台にも「12人で走れることはうれしい。今までと変わらず、目の前のレースを大事にしたい」と平常心で臨む。