【天皇賞】スワーヴリチャードG1V2へ始動 休養明けも問題なし

 「天皇賞・秋・G1」(28日、東京)

 今年のダービー馬ワグネリアンの回避は残念だが、古馬の銘柄級がズラリと顔をそろえた。データ班が導き出したのは、全項目をクリアしたスワーヴリチャード。大阪杯に続くG1タイトルを手にするか注目だ。

 大阪杯覇者スワーヴリチャードが、G1・2勝目を狙って始動する。安田記念3着後は放牧に出て、先月13日に栗東に帰厩。坂路とCWを併用し、1カ月以上も乗り込んできた。昨年もダービー2着後に休養し、約5カ月ぶりのアルゼンチン共和国杯をV。久々は苦にならないタイプだ。

 庄野師は「ダービー後は満身創痍(そうい)で仕上げが難しかったが、今は全くそれがない」と体質強化を実感した様子。18日の1週前リハはM・デムーロを背に、栗東CWで6F78秒8-36秒0-11秒9の好時計で僚馬に先着した。「まだ余裕はあるけど、2週前よりはいい。当週もミルコにしっかりやってもらうつもり」。〈2210〉と得意の府中でエンジン全開といく。

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