【天皇賞・秋展望】スワーヴリチャード 得意舞台でG1・2勝目なるか
今春の大阪杯でG1初制覇を達成したスワーヴリチャードが、秋の初戦を迎える。舞台は共同通信杯、アルゼンチン共和国杯で重賞2勝、ダービーでも2着に好走するなど、〈2・2・1・0〉と得意の東京コース。1週前追い切りでは栗東CWで6F78秒8の好時計を記録した。庄野師は「まだ余裕はあるものの、動きは良かった」と好感触を伝える。
ダービー馬2頭が出陣。16年の覇者マカヒキは同年のニエル賞以来、勝利から遠ざかっているものの、前走の札幌記念2着で復調ムードを示した。初コンビを組む武豊は1週前追いにまたがり、「さすがダービー馬という感じ」と好感触だ。
昨年のダービー馬レイデオロは、秋初戦のオールカマーを完勝。しかし、1週前追いで鞍上が異変を感じ、追い切りを途中で止めるアクシデントが発生した。診療所での検査結果を受けた上で、藤沢和師は「異常なしとのこと。予定通り向かいます」と説明。21日の日曜に美浦坂路で時計をマークと、体調面は問題なさそうだが、微妙な調整の狂いが出たことは事実だ。
他にも昨年の皐月賞馬アルアインや菊花賞を制したキセキ、17年ドバイターフを勝ったヴィブロスのG1馬に加え、今年の札幌記念で重賞3勝目を挙げたサングレーザーなど、V候補が五指に余る好カードだ。