【セントライト記念】ジェネラーレウーノ雪辱V 秋の主役へ!

 「セントライト記念・G2」(17日、中山)

 見事に巻き返した。4番人気のジェネラーレウーノが、道中2番手から直線半ばで抜け出してV。得意の中山でダービー16着から挽回し、大舞台へ向けて弾みをつけた。2着に17年ダービー馬の全弟で1番人気に支持されたレイエンダ、3着に6番人気グレイルが入り、上位3頭が菊花賞(10月21日・京都)の優先出走権を獲得した。

 得意の中山でダービー16着の雪辱を果たした。皐月賞3着馬ジェネラーレウーノが京成杯に続く重賞2勝目をマーク。大逃げを打つタニノフランケルの離れた2番手から、じわじわと差を詰めて直線半ばで先頭へ。大外を迫った1番人気レイエンダをしのいでゴールに飛び込んだ。

 田辺は「早めに追いだす形になったが、脚は残っていたし、楽にかわしてくれた」と振り返る。レース前は逃げのプランもあったが、2番手から持ち味を生かした。「ダービーは掛かってしまい、らしくない競馬だった。そこで馬の気分を損なわないように心掛け、うまくいった」と笑みを見せた。

 厩舎サイドも策を練った。折り合いを欠いたダービーの反省を生かし、今回からレース直前まで着用しているパシュファイヤーの裏に虫よけ用ネットを張り、より視界を遮るものに替えた(レース中はチークピーシーズのみ)。「これがドンピシャでしたね」と矢野英師。この工夫で集中力が増したようだ。

 今後について、師は「ここ(菊花賞)を目指しつつになると思いますが、オーナーと相談して決めたいです」とラスト1冠参戦の明言は避けたものの、次なる大舞台に向けて期待は高まるばかり。皐月賞3着→ダービー2桁着順→セントライト記念Vは15年キタサンブラックと同じ流れ。この勝利で秋の主役に躍り出る可能性は十分にある。

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