【ボート】北川幸典が尼崎タイトル戦優勝で史上22人目の全24場制覇達成

 「UCCカップ」(20日、尼崎)

 優勝戦が行われ、北川幸典(55)=広島・50期・A2=が3コースからまくり差して優勝。ボートレース界では史上22人目となる、全国24場制覇を成し遂げた。

 風速6メートルと、強い向かい風が吹き付けた優勝戦。北川はレース前から「波風が上がるとテンションが上がる」と気分はノリノリだった。

 進入は3対3の枠なり。3コースから、コンマ06の快ショットを決めると、Sで出遅れた2コースの安田を尻目に、イン吉村を鮮やかにまくり差し。バックで先頭に躍り出ると「日に日に良くなって、優勝戦が1番良かった」とハイパワーの17号機の独断場。後続を一切寄せ付けず、尼崎では待望のVゴールを駆け抜けた。

 「(デビューから)苦節36年と2カ月、長かったです」と表彰台ではホッとした様子。「これを目標にずっとやってきた。できないだろうと思ったが、優勝できてうれしい。いつ辞めてもいいです」と笑顔でファンの声援に応えた。

 次なる目標は「またA1に戻って、記念に走りたい」とハイレベルなG1戦線への返り咲きを狙う。「やっとここまで来られたので、あとは60歳までがんばります。60になったら、65歳までがんばる」と若手顔負けの向上心で、さらなる活躍をアピールした。

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