【ボート】長田頼宗 東都のタイトル防衛だ 前回待望のG1初V!快進撃見せる

 「トーキョー・ベイ・カップ・G1」(20日開幕、平和島)

 ボートレース平和島の開設64周年記念「G1・トーキョー・ベイ・カップ」が20日から6日間の日程で開催される。地元の東京支部からは復調著しい浜野谷憲吾、1月に63周年記念を制した長田頼宗らが出場。5月のSG・オールスター(尼崎)を制した中島孝平、昨年SG2冠の石野貴之らの遠征勢を迎え撃つ。

 平和島周年連覇をかけて、地元の長田が出陣する。SGを先に制していたが、1月の前回で待望のG1初優勝を飾った。優勝戦は5コース進入。S展示ではスローの4コースだったが、本番では5カドに引いて一撃。劇的な勝利だった。

 今回は平和島のタイトル防衛がテーマ。「優勝は狙っている」と宣言しつつも冷静さは失っていない。「連覇は意識して行きたいけど、流れとか運も大きく関わってくる。今回も獲るという意識をみせるのは、準優、優出と勝ち抜いてからになると思う」と話す。

 G1優勝効果が大きいことは知っている。「今年の初めに獲ったことで、年間を通しての意識はだいぶ違う」と明かす。「走り方は変わらないけど、賞金ランクを意識するようになった」とグランプリ出場を現実的に見据えるようになった。

 まだ出場経験がない年末の1億円バトルは夢の舞台。そこに立てる手応えを今年は感じている。理由は現在、全国各地のレース場で使用されているエンジンにある。「少しずつ変わってきたりするので、新しくなった平和島のエンジンに乗ってみないと分からないが、昨年末のグランプリシリーズを走っているときからチャンスだと思っていた」と話す。「昨年半ばぐらいまでのエンジンは、調整を合わせ切れなかった。でも、今のエンジンは“回し系”の自分に合っている」と仕様が変わってきたエンジンには長田の調整がマッチしている。

 もちろん、レースに取り組む真剣な姿勢も強みになっている。「最近は仕事モード。オフの日でも仕事を忘れることはない。今年1年は勝負だと思っている」と常に全力だ。東京支部を引っ張るという責任感も強くなってきた。「浜野谷さんの存在が大きすぎるから」と謙遜しつつも「意識としては、東京の選手を引っ張っていくつもりはある。若い選手に目標にされるぐらいになりたい」と宣言する。

 その言葉通り、5月には、びわこMB大賞でG2制覇。直後の平和島G3も優勝して、3節前のグランドチャンピオン(徳山)ではSG優出。2節前の蒲郡一般戦でも優出と、勢いは止まらない。しかも平和島水面は、1月の周年記念を含めて昨年11月から3連続Vと無敵を誇る。G1タイトルを手にしてスケールアップした長田の快進撃は止まらない。

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