【ボート】毒島ナイター艇王 SG3勝すべて夜の戴冠「夜の男なんでしょう」

 「オーシャンカップ・SG」(16日、若松)

 ナイターSGで強さを発揮した。2号艇の毒島誠(34)=群馬・92期・A1=が、2コースまくりで1着。初のオーシャンカップ制覇を果たし、優勝賞金2700万円を手にした。吉田拡郎が土屋智則との攻防を制して2着。1号艇の丸岡正典はインから6着に敗れた。毒島のSG優勝は、昨年11月のチャレンジカップ(下関)以来3回目。

 右腕を高々と突き上げながら毒島が栄光のゴールを駆け抜けた。暗闇の中、カクテル光線に照らし出された漆黒のカポック。これまで制した13年9月のメモリアル(まるがめ)、昨年11月のチャレンジカップもナイターSG。3回目の夜の戴冠だ。「夜の男なんでしょうね」と勝利の美酒に酔う。

 好ピット離れはインを奪取する勢いだったが結局は枠なり2コース。「ピット離れを失敗した」と明かす。「本当はインを取るつもりだった。もうちょっといいところに行けると思っていた」と思惑とは違ったが、1Mは完全にまくりで制圧した。

 5日目の準優前、キャリアボデー交換で足を上積みしたことが最大の勝因だ。「あの整備が当たったことが一番。それまでの足では準優でも歯が立たなかったと思う」と振り返る。さらに最終日も「ペラを大幅にやってスリットの足が良かった」と直前の調整も奏功。戴冠につながった。

 今後は平和島周年(20~25日)、さらに一般戦を経てSG・メモリアル(8月21~26日・まるがめ)と大舞台が続くが、今月26日に開幕する鈴鹿8耐にも“参戦”の予定。交友があるバイクレーサーの青木宣篤のチームで総監督を務める。本業でもほかの分野でも毒島の活躍は止まらない。

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