愛国馬メンデルスゾーン、ケンタッキーダービー外国馬Vなるか
「魁!海外馬券塾」(2日)
UAEダービーを18馬身半差で圧勝した愛国馬メンデルスゾーン(牡3歳)は、レース後にいったんアイルランドの自厩舎に戻り、今週始めに米国ケンタッキー州のチャーチルダウンズ競馬場へ輸送された。ケンタッキーダービー・米G1(5日、ダート2000メートル)の前売りで単勝5倍前後に支持されているが、外国からの遠征馬がケンタッキーダービーでこれほどの人気に推されるのは今世紀に入って初めてだ。
UAEダービーの勝ち時計(1分55秒18)は近年の同レースより2~3秒も速いレコードタイムだった。米国でG1を11勝した名牝ビホルダーを姉に持ち、1歳時のセリでは最高価格となる300万ドル(約3億3000万円)で落札されている。血統的にも実力的にも、この馬が勝てなかったら、外国馬によるケンタッキーダービー制覇は今後不可能ではないかと思えるほどの存在。それがメンデルスゾーンだ。
ただ、今年のダービーはハイレベルとの評判だ。ジャスティファイ、マグナムムーン、オーディブルら全米各地の前哨戦でいずれも強い勝ち方をした馬が、メンデルスゾーンと並んで上位人気を形成している。今後の世界のダート競馬の主役候補がそろう一戦に、ぜひご注目いただきたい。(海外競馬コーディネーター・田中敬太)
