【桜花賞展望】ラッキーライラックが無傷で桜の女王へ

 「桜花賞・G1」(8日、阪神)

 阪神JFを勝ち、2歳女王に輝いたラッキーライラック。トライアルのチューリップ賞も突破し、デビューから無傷4連勝を飾った。1週前追い切りも圧巻の動きを見せ、松永幹師は「冬毛が抜けて、使って良くなった感じがある」と万全の出来をアピール。桜冠奪取に向けて視界は極めて良好だ。

 アーモンドアイはシンザン記念で後方一気の差し切りV。瞬発力ならナンバー1だろう。間隔はあいたが好仕上がりを見せており、初めて相まみえる2歳女王に対してどんな走りを見せるか興味深い。

 13年桜花賞馬アユサンの全妹マウレアはチューリップ賞2着。当時の姉と同様、前走後は栗東で調整し、決戦に向けて態勢を整えつつある。阪神JF2着、チューリップ賞3着のリリーノーブルも逆転に虎視たんたん。藤岡師は「しまい重点の調教を続けて、反応が良くなった」と上昇度を口にする。

 リバティハイツはフィリーズRで重賞初制覇。1F延長に「マイルも競馬しやすい」と高野師は自信たっぷりだ。ほかにもマイルで3連勝中のハーレムライン、フィリーズR2着馬アンコールプリュ、08年ヴィクトリアマイル覇者エイジアンウインズの異父妹レッドサクヤなど、伏兵陣も多士済々。

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