【ボート】浜名湖クラシックカウントダウンコラム4
「ボートレースクラシック・SG」(16日開幕、浜名湖)
桐生が偉業達成に挑む。児島で開催された昨年は、高勝率エンジンを引き当てて、その勢いのままに優勝戦1号艇から逃げ切りV。石野貴之のまくり、菊地孝平の差しを許さず、栄冠を手にした。今年は連覇を懸けた戦いとなる。クラシック連覇は過去に97、98年を制した西島義則のみ。史上2人目の快挙を狙う。
昨年はクラシックを優勝して勢いに乗り、年末のグランプリ(住之江)まで制してボート界の頂点に上りつめた。獲得賞金2億1224万1000円も1位で最優秀選手にも選出。まさに“桐生イヤー”となった。
桐生のSG3冠のうち2冠がクラシック。2015年の尼崎開催も制しており、相性抜群だけに開幕から断然の主役として熱視線が注がれる。今年は一般戦も含めてまだ優勝に届いていないが「近況の調子はまずまず悪くない」と話す。直前の戸田周年では、惜しくも優出2着。「だいぶ上位」と地元G1でエンジンをしっかり仕上げていた。
戦いの舞台となる浜名湖では2012年5月のオールスターでSG優出(6着)。G1でも過去2回の優出実績があり、相性は悪くない。しかも今年2月に一般戦を走っており予行演習も済んでいる。トップレベルの高速ターンを武器に、クラシック連覇へ突き進む。