【ボート】山下夏鈴が水神祭 デビューから47走目で初勝利

 「すなっちスプリングカップ」(8日、徳山)

 昨年11月に津でデビューした山下夏鈴(20)=三重・121期・B2=が8日、ボートレース徳山初日9R、大外から1周1Mを差して初1着。デビュー47走目にして、うれしい水神祭を挙げた。舟券は(5)(1)(6)で決着し、3連単で10万円を超えるビック配当を提供した。

 本番は5カドからコンマ19のSを決めた南部圭史が1Mまでに締めに掛かるも、4コースの魚谷智之が猛抵抗。1Mは内艇も含めてごちゃついたところを、大外から山下が差した。インで残した山崎聖司や魚谷らがバックで猛追したが、先頭を走る山下が2Mを冷静に回り、そのまま1着ゴールを駆け抜けた。

 「1Mは魚谷さんが引かないのが見えたので、差しに行きました。道中は(抜かれると思って)怖かったです。後ろに人がいると思うと緊張するので、ずっと試運転だと思って走ってました。まだ実感が湧きません」

 緊張でふるえる手を押さえながら、山下はレースを振り返った。デビューは2017年11月の121期生。同期5人の女子の中では最も早い水神祭となった。47走目での達成に「もう少し遅いと思ってました」と思わず本音を漏らした。

 それでも、SG覇者の魚谷を相手の勝利に「同期(来田依織)の師匠が魚谷さんなので、(来田が)レースを見ていると思ってたので頑張りました」と切磋琢磨(せっさたくま)した同期にもうれしい報告となった。「今節、6着が続くと恥ずかしいので頑張って行きたいです」と興奮冷めやらぬ表情で、次なる目標を語った。

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