【ボート】地元のエース浜野谷、復権を目指す「自信を持って挑みたい」
「トーキョー・ベイ・カップ・G1」(18日開幕、平和島)
2018年のG1戦線は平和島から開幕。ボートレース平和島開設63周年記念「G1・トーキョー・ベイ・カップ」は18~23日までの6日間の日程で開催される。ドリームレース3本立てで、ベテランから若手まで豪華メンバーがそろう。地元のエース・浜野谷憲吾がこのタイトルは譲らない構えだ。
浜野谷が復権を目指す。「いい年ではなかった」と振り返るように、2017年はFに泣いた。6月江戸川周年、7月浜名湖周年で立て続けにG1でF。90日間のF休みを余儀なくされ、不本意な一年となってしまった。
「江戸川でのFで狂ってしまった。それでSを行けなくなった」と話すように、慎重さが目立ち、全速Sは鳴りを潜めて、インでも取りこぼす場面が多かった。F休み明け復帰初戦だった11月大村タイトル戦こそ優勝と底力を誇示したが、12月多摩川一般戦では優勝戦1号艇ながら3着。続く戸田デイリー杯では予選突破すらできなかった。苦戦を強いられた年を象徴する場面だったといえる。
年が明けて2018年。新たな決意で奮起を誓う。「今年は浜野谷健在をアピールしたい。自信を持って挑みたい」。プライドを取り戻すために、自らを鼓舞する。ただ、課題を挙げることも忘れていない。「エンジンをあまり引き出せていないので、特にいいエンジンの時はもう少し出したい」と、総合的なスキルアップを目標にしている。
今年のG1戦線は平和島で開幕する。当地では16回の優勝を誇り、東京3場の中でも、深い思い入れを持っている。“浜野谷健在”をアピールするには絶好の舞台といえる。ボート界を盛り上げる意味でも、完全復活は重要不可欠だ。





