【競輪】椎木尾拓哉 自身初の記念制覇へ 近畿の結束力が味方に飛躍の年に

 競輪で2018年にさらなる飛躍を狙う選手をピックアップ。東口善朋、稲毛健太に続き、今年から新たにデイリーロゴを胸にしてレースに臨む和歌山の椎木尾拓哉(32)=93期・S1=に注目だ。

 今年から新たに“デイリーロゴ”を胸に競走に挑むことになった椎木尾。「東口さんや稲毛さんが先に付けていたので、うらやましかった。付けて走る以上は、しっかり結果を出したいし、1着をたくさん取りたい」とデイリーファミリーに入り、早くも闘志を燃やしている。

 17年は優勝こそ5月の武雄F1のみに終わったが、F1、G3にかかわらず、コンスタントに決勝へ勝ち上がる活躍を見せた。「一昨年よりは安定した成績も残せたと思う」と本人も結果には満足。10月の寛仁親王牌では、自身初めてのG1決勝戦を経験した。「特別競輪の決勝にも乗れた。飛躍できた一年だと思う」。決勝は4着で確定板に一歩及ばなかったが、トップクラスを相手に十分、戦える力を付けてきている。

 もちろん、ここで満足する訳はない。18年はもうワンステップ上を目指す。「今年はダービー(G1・日本選手権)も特選から走れそうだし、気合が入りますね。安定していい成績を残して、また特別競輪の決勝に乗りたいです」と再び頂上決戦の大舞台へ戻るために、まだまだ脚を磨いていくつもりだ。

 11日からは地元・和歌山で記念レースが始まる。昨年はあっせん停止だったため不出場。今回は15年以来の地元記念への参戦だ。「地元の記念は久しぶりですね。緊張すると思うけど、優勝を目指して頑張るだけです」。同じデイリーロゴを身につける和歌山の仲間や、近畿の結束力を味方にして、自身初の記念制覇を決めて飛躍の一年のきっかけをつかむ。

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