【香港ヴァーズ】キセキ好調キープ 2年連続日本馬制覇狙う

 「香港ヴァーズ・香港G1」(12月10日、シャティン)

 まだ夜明け前の栗東坂路で29日、香港ヴァーズに挑むキセキが軽快なフットワークを見せつけた。鞍上は菊花賞でVに導いたM・デムーロ。馬なりで4F54秒1-38秒4-12秒7をマークして国内最終追い切りを済ませた。「いい状態でしたよ。前走と変わらない」と鞍上はうなずく。

 G1制覇を果たした菊花賞から1カ月。好調を持続しての海外初遠征だ。「重馬場ぐらいなら大丈夫だけど、芝が長いとどうかな。走りづらくなるから、本当はきれいな馬場の方がいいタイプ」とミルコは分析。昨年はサトノクラウンが強豪ハイランドリールを破って日の丸を揚げた。今年はキセキが、2年連続の日本馬制覇を目指して海を渡る。

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