【ボート】大嶋一也が引退 7月に児島で肩を負傷して決断
ボートレース界屈指のイン屋として知られる大嶋一也(59)=愛知・49期・A1=が、9日に最終日を迎えるG1・ダイヤモンドカップ(蒲郡)を最後に引退することが8日、分かった。
ダンディーな風貌と積極果敢なコース取りでファンを魅了してきた人気レーサーが突然の引退となった。「最近は(腰の)ヘルニアに悩まされていたし、引退は前から考えていた。引退を決めるきっかけになったのは7月に児島で肩を負傷したこと。正月まではやろうと思っていたけど、100%の力を出すには無理と感じた」と体調面の不安から現役生活にピリオドを打つことを決めた。
大嶋は1981年11月とこなめでデビュー。SGでは99年のグランドチャンピオン(からつ)で優勝、G1優勝は13回を誇る。「悔いなく辞められます。最後もファンのために恩返しできるようなレースをしたい」。進入からレースを盛り上げてきた功労者が地元G1でラストランを迎える。