16年桜花賞馬ジュエラー骨折で引退 繁殖入りへ

 16年桜花賞馬ジュエラー(牝4歳、栗東・藤岡)が、左後第2趾骨骨折のため、引退することが3日、分かった。6日付で登録が抹消される。昨年の秋華賞4着後、左後肢の歩様が悪くなり休養していたが、2日、放牧先の山元トレセン(宮城県)で改めて検査をしたところ骨折が判明。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖牝馬になる。藤岡師は「厩舎に初めてのクラシック優勝という栄冠を与えてくれた馬なので非常に残念ですが、素晴らしい能力を受け継いだ競走馬を産んでくれることを心から願っています」とコメントした。

 同馬は15年11月に京都でデビュー。翌年のチューリップ賞は2着に終わったが、桜花賞ではチューリップ賞勝ち馬シンハライトにリベンジする形でVを果たした。ところが、オークスに向けて調整されていたさなか、左前第1指骨剥離骨折が判明して戦線離脱。同年秋に復帰したものの結果を出せなかった。今春はヴィクトリアマイルを最大目標に調整されていたが、ターフに戻ることはかなわなかった。通算6戦2勝(うち重賞1勝)。

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