16年桜花賞馬ジュエラーが骨折により引退

 シンハライトとのたたき合いを制し、桜花賞馬に輝いたジュエラー(16年4月10日、阪神競馬場)
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 16年の桜花賞馬ジュエラー(牝4歳、栗東・藤岡健一厩舎)が、左後第2指骨骨折のため、現役を引退することが分かった。6日付で登録が抹消される。昨年の秋華賞4着後、左後肢の歩様が悪くなり休養していたが、2日、放牧先の山元トレセン(宮城県)で改めて検査をしたところ骨折が判明。今後は北海道千歳市の社台ファームで繁殖牝馬になる。

 藤岡健一調教師は「オーナーとの話し合いの結果、競走馬登録を抹消することになりました。厩舎に初めてのクラシック優勝という栄冠を与えてくれた馬なので非常に残念ですが、競走馬として復帰させるには厳しい状況のため、お母さんとして牧場に戻ることになります。素晴らしい能力を受け継いだ競走馬を産んでくれることを心から願っています」とコメントした。

 同馬は15年11月29日、京都でデビュー戦を快勝。翌年のシンザン記念、チューリップ賞とも2着に終わったが、桜花賞ではチューリップ賞勝ち馬シンハライトにリベンジする形でVを果たした。

 オークスに向けて調整されていたさなか、左第1指骨剥離骨折が判明して戦線離脱。同年秋に復帰したが、ローズSは11着、秋華賞は4着に終わった。今春はヴィクトリアマイルを最大目標に調整されていたものの、ターフに戻ることはかなわなかった。通算6戦2勝(うち重賞は桜花賞の1勝)。

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