田中博、万感ラスト騎乗 数々の名門厩舎からゆかりの馬続々!
感謝を込め、ジョッキーとしてのラストウイークに臨む。調教師転身のため2月末を最後にムチを置く田中博。「今週を迎えて急に寂しくなりました。いろんなことを思い出します」。土日は中山で計4鞍。縁の詰まった騎乗馬がそろった。
なかでもラストライドとなる日曜8Rのミラクルウィングは師匠である高橋祥泰師の管理馬。思えば06年3月4日、中京での初騎乗馬ペイルローズ(13着)も、6戦目で初勝利を挙げたタイキエンデバーも高橋祥厩舎の馬だった。「最後も祥泰先生の管理馬で締めくくらせていただけて、感謝の気持ちでいっぱい」と万感の思いで臨む。
ほかにも土曜9Rマッシュクールは、菅原師との“引退コンビ”。日曜4Rのサンオークランドは当初、小倉参戦予定だったが、田中博に合わせて中山に回った。栗東滞在時にお世話になった角居師からのプレゼントだ。「何となく、で頼まれた馬ではないので、恩返ししたい」と意気込んでいた。