【天皇賞】ゴールド7着 宝塚はパス

 「天皇賞(春)・G1」(4日、京都)

 ゲートが開いた瞬間、スタンドが大きくどよめいた。前哨戦の阪神大賞典を2番手抜け出しで完勝し、再度の先行策を陣営が示唆していた2番人気ゴールドシップが大きく出遅れる。最後方追走を余儀なくされ、直線は大外から懸命に末脚を伸ばしたものの7着までが精いっぱいだった。

 1番人気で5着に敗れた昨年に続き辛酸をなめた。しかもゴール後、1角手前でウィリアムズが下馬。そのショッキングな光景がアナウンスされると、再びスタンドがどよめいた。「返し馬までは落ち着きがあったが、ゲートで力んで出遅れてしまった」と鞍上。須貝師は「スタートが全て。脚元が気になるから」と言い残すと、厩舎方面へ急いだ。

 検査の結果、骨に異常はなく、右の首筋から肩にかけての筋肉痛との診断。「半年とか1年休むこと(症状)じゃないし、今はもう大丈夫」と北村助手はホッとした表情を見せる。「次が宝塚記念とは決まっていなかった」と、今後は秋を見据えてひと息入れることになりそうだ。

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