【天皇賞】キズナ4着 宝塚で巻き返す

 「天皇賞(春)・G1」(4日、京都)

 武豊&キズナが抜群の手応えで外から上がっていく。絶好の勝ちパターン‐。4コーナーでは誰もがそう思ったに違いない。だが、直線ではいつもの強烈な末脚は不発。先に仕掛けたフェノーメノ、ウインバリアシオンをとらえられないばかりか、内からホッコーブレーヴにもかわされて4着に終わった。

 上がり最速タイとなる34秒0を計時しながらも、これまでのパフォーマンス、そして単勝1・7倍の断然の1番人気を思えば、ふがいなさを感じるばかり。引き揚げてきた武豊は「(道中は)いい形で走っていたんですけど、思ったよりも伸びなかった。いつもは(ギアが)もう1段あるんですが…」と首をかしげるしかなかった。

 VTRでじっくりとリプレイを見届けた佐々木師は「後ろから差されるのは初めて。状態は絶対に良かった。距離が、という感じではなかったが、戸惑っていたのかも。珍しく手前を変えていなかったしね…」と、淡々とした口調のなかに悔しさをにじませた。

 次走は予定通り宝塚記念。「“ドカ負け”していないし、これも競馬。宝塚で盛り返してみましょう」と指揮官が前を向けば、武豊も「巻き返したい」と力を込める。昨年4着に敗れた凱旋門賞(10月5日・仏ロンシャン)でリベンジを果たすためにも、連敗だけは許されない。

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