【皐月賞】スターダム豊を背に豪快リハ

 「皐月賞・G1」(20日、中山)

 父と同じく無敗で皐月賞を迎えるトーセンスターダムが9日、1週前追い切りを行い、主戦・武豊を背に栗東CWで豪快に突き抜けた。

 それぞれが2馬身間隔で進行。先導するダノンウィスラー(6歳1600万下)、リグヴェーダ(4歳1000万下)を見ながらの最後方。直線入り口でインへ潜り込むと、3頭が横一線で並んだラスト1F。鞍上がアクションを起こすと、あっという間に2頭をかわし去り、6F80秒7‐38秒6‐11秒8のタイムを計時した。

 2カ月のブランクを感じさせない反応に、「1週前としてはちょうどいい」と武豊。またがったのは前走以来だが、「落ち着きがあったね。前走は落ち着きがなくて、そこを厩舎にオーダーしていたんで」と精神面の成長に声を弾ませた。

 デビューから3連勝を決めた前走を振り返り、「キャリア3戦目であんなレースができたのが大きい。一戦ごとに良くなってきて、まだまだ成長途上でこれから」とさらなる上積みを確信し、「素直に、楽しみですよ」と胸を高鳴らせていた。

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