【弥生賞】極上のイタリアン振る舞う

 「弥生賞・G2」(9日、中山)

 極上のイタリアンが完成間近だ。2連勝中のイタリアンネオが、勢いそのままに重賞初制覇、そしてクラシックの大舞台を狙う。

 昨秋のデビューから2戦は4、7着と敗れたものの、その後に2連勝を飾ってオープン入り。鈴木助手は「前走は抜け出すのも速かったし、こちらが思っていた以上に強い内容だった。相手は強くなるけど中山は問題ないし、ここも楽しみですね」と自信満々に語った。

 思い切った休養が素質馬を大きく成長させた。未勝利戦V後に放牧へ。帰厩後は見違えるほどにたくましくなっていた。「腰が弱かったのが本当に良くなった。精神的にもモロかったけど、今は集中できている。調教の走りにも余裕が感じられますよ」。前走の若竹賞は12キロ増の528キロで出走。結果は大外から抜け出す横綱相撲での勝利だった。

 コンビを組んで2戦2勝の田辺も、その成長力を強調する。「未勝利戦は(首差の)ギリギリで勝ったけど、前走は強かった。馬体も走りも休養を挟んで変わりましたね」。フェブラリーSでG1ジョッキーの仲間入りを果たしたばかりの鞍上が、今度はクラシック初制覇へ向けて力が入る。皐月賞本番と同じ舞台で、ライバルたちに極上の切れ“味”を振る舞う構えだ。

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