【阪急杯】コパノ旋風 今度はリチャード

 「阪急杯・G3」(2日、阪神)

 今週も“コパノ旋風”だ。2番人気のコパノリチャードが、4馬身差で逃げ切り重賞3勝目を挙げた。先週のフェブラリーSを最低人気のコパノリッキーで制覇。2週連続の重賞Vに、Dr.コパこと小林祥晃オーナーは「ビックリした。同じ年にヤナガワ牧場でリッキーとリチャードの2頭を買ったんだけど、2頭ともこんなに走るなんて。うれしいねえ」と大興奮だ。

 自慢のスピードをフルに発揮した。発馬後は、果敢にハナへ。直線では鞍上の左ムチに応えて力強く伸び、後続に影を踏ませなかった。1日にミッキーアイルでアーリントンCを勝ち、2日連続の重賞Vとなった浜中は「強かった。開幕週の(1)番枠。絶好の条件と思ってゲートを丁寧に出すことを心掛けた。今年初戦をいい内容で勝てた」と納得の表情だ。

 “開運会食”効果だ。1日、オーナー主催の食事会を京都市内の中華料理店で開いた。参加した宮師、梅田智師、崎山師は2日にそろって勝利した。

 「リッキーが勝つまで禁酒していて、今週も週中は禁酒した。きょうはおいしいお酒が飲めそう」とオーナーはご満悦だ。

 優先出走権をつかんだ高松宮記念(30日・中京)に向け「ハクサンムーンとリチャード。どっちが速いかだね」と期待を膨らませる。ロードカナロアの引退で王者不在となった短距離界に、イキのいい新星が誕生した。

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