【フェブラリーS】アワーズ 復権へ

 「フェブラリーS・G1」(23日、東京)

 14年G1第1弾の枠順が21日、確定した。もう一度頂点へ。東海Sを快勝して自信と誇りを取り戻した一昨年の最優秀ダートホース・ニホンピロアワーズが、いよいよ完全復権を合言葉に府中へと向かう。

 輸送を翌日に控えた21日朝は、栗東の角馬場での調整を選択。時間をかけて筋肉を解きほぐし、臨戦態勢を整えた。気合乗りは適度。硬さも見られない。完調。そう言っていい体調を手にしたようだ。

 「ここまで順調にくることができました。それが何よりだと思います。輸送がありますから、いくらかマイナス体重になるはず。いい状態をしっかりと維持していますよ」。左回りで結果を出して不安を打ち消した前走こそが、追い求めてきた本来の姿。理想と現実とのズレはなくなった、と大橋師は話す。

 膝の外傷で始動が遅れた昨年後半。波に乗れない日々もあったが、もう心配はいらない。「(12年に勝った)JCダートに近いぐらいの状態にあると思います。内過ぎず、外過ぎない枠順(4枠7番)ですから良かった」。こう結んだ指揮官の表情に曇りはなかった。

 2着ワンダーアキュートに3馬身半差をつけ、ホッコータルマエ(3着)らを退けた一昨年のJCダート。圧巻だったあの走りは、色あせていない。王者らしさ全開で、再びタイトルをつかみに行く。

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