【中山金杯】ディサイファ急上昇
「中山金杯・G3」(5日、中山)
デビュー時からクラシック級の高評価を受けていた素質馬が、待望の重賞Vへ向けて絶好の動きを見せた。
ディサイファの最終追い切りは3日、美浦坂路で単走。鞍上が全く手綱を動かすことなく余力十分。そのまま最後まで一気に駆け抜け、4F51秒2‐37秒5‐12秒4をマークした。小島太師は「八分ぐらいでこの時計と動き。馬体に実が入り、素晴らしい体つきになった」と愛馬の成長ぶりを絶賛する。
重賞初挑戦で4着。前走の福島記念を振り返り「小回りコースでも直線はものすごい伸び。勝ったと思ったけど」と悔しさをにじませたが、改めて能力の高さを認識した様子。「出来はさらに上向き。中山で巻き返したい」。ようやく輝きだしたダイヤの原石が、タイトル奪取でさらなる光を放つ。