【天皇賞】2着ジェンティルJCで雪辱

 「天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)

 絶好のスタートが裏目に出てしまった。1番人気のジェンティルドンナは4馬身差の2着。引き揚げてきた岩田は「スタートがびっくりするぐらい良過ぎた」と唇をかんだ。

 よどみのないラップを刻みながら逃げるトウケイヘイローを追い掛けるように2番手を追走。「下げるわけにもいかないので。レース前はどこでもいいと思っていたが、前に行った分、折り合いを欠くところもあった」と振り返る。直線でかわして先頭に立ったところ、並ぶ間もなくジャスタウェイに一気に抜き去られた。「こちらも伸びてはいるが、相手がすごい脚を使った」と勝ち馬をたたえるしかなかった。

 「勝たせたかった」と岩田は悔しそうにつぶやきながらも「1度使って良くなるのでは」と前を向く。次戦予定の連覇がかかるジャパンC(11月24日・東京)で輝きを取り戻す。

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