【ローズS】マンボ力強さ増した

 「ローズS・G2」(15日、阪神)

 ライバルと見られていた桜花賞馬アユサンが、脚部不安を発症。秋全休を決めたことで、オークス馬メイショウマンボの立ち位置は、より明確となった。秋華賞(10月13日・京都)を射止めれば、最優秀3歳牝馬というタイトルに限りなく近づくことになる。

 ローズSは大一番に向けた大切な前哨戦。目標は先だが、隙は見せられない。8月14日に放牧先から帰厩し「体にボリュームが出て、春に比べて力強さが増してきました。放牧に出たことで、リラックスしているように思います」。飯田祐師はじっくり休養させた効果に加え、成長も感じると目を細めた。

 1週前追い切りは栗東CWで僚馬ルスナイスナイパー(4歳1000万下)と併せて追走先着。密度の濃いメニューを消化して仕上げを進めた。「馬場が重かったので、時計は出なくても負荷をかけられれば、と思っていました。トライアルの1週前なので、しんどい思いをさせる時期ですからね。これでグンと良くなってくれるでしょう」と前を向いた。

 オークスで放った強靱(きょうじん)な末脚に磨きをかけ、再び頂点へ。前哨戦で力を示し、2冠制覇に歩を進める。

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