【新馬戦】キュリオスティー軽快

 「新馬戦」(11日、新潟)

 厩舎ゆかりの血統馬。だからこそ、仕上げのさじ加減も陣営が把握していることが心強い。福永で11日新潟5R(芝1600メートル)のデビューを予定しているキュリオスティー(牝)は、半兄に08年朝日杯FS3着で09年共同通信杯優勝のブレイクランアウトを持つディープインパクト産駒だ。

 「前向き過ぎるところのある血統で、実戦に行ってみないと分からない部分はある。でもこの馬は素直で、普段はいい子です」と戸田師はうなずく。入厩後は美浦のW、坂路、そして1週前は芝と丹念に追い切りを重ねてきた。「この暑さもあり、一遍に無理をしない調教を心掛けて、じっくりじっくりやってきました。目立つ時計はなくても、乗り込み量は十分。いいフットワークで走りますね」と胸を張った。

 同じく2歳夏の新潟マイル戦が初陣となったブレイクランアウトと全兄エネアドは、ともにメンバー最速の上がり3Fを駆使してV。「妹も、しまいは切れる脚を使ってくれるのではと思っています」。まだ後肢の肉付きに良化余地を残しているというが、裏を返せば伸びしろは十分。外回りの長い直線で440キロ前後の馬体を躍動させて、先々への展望と期待感を膨らませる。

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