【新馬戦】アラジン期待通り成長

 「新馬戦」(10日、新潟)

 熱い視線を注がれてきた良血馬が、いよいよデビューの時を迎える。10日新潟5R(芝1600メートル)に出走するサトノアラジン(牡、栗東・池江)は、11年のセレクトセールで1億3000万円の高値で競り落とされたディープインパクト産駒。当時から均整のとれた好馬体が評判を集めたが、池江師は「初めて見た時からいい馬だった。こういう競走馬になるのでは、という感じになっていますね」と期待通りの成長曲線を描いている。

 1日の栗東CWでは6F82秒1‐38秒3‐11秒9を計時。僚馬ダノンウィスラー(5歳1600万下)を0秒6追走し、併入した。「530キロぐらいあったが、510キロ台と徐々に引き締まってきました。まだ反応は鈍いが、今週のひと追いと輸送でどこまで絞れるか。新馬戦向きではないが、能力に期待したい。2400メートルをイメージして育てていきたいね」。世代の頂点を目指し、まずは力強い一歩を刻む。

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