オルフェ、専門家は秋の仏遠征「大丈夫」

 宝塚記念(G1・23日、阪神)のファン投票1位、オルフェーヴル(牡5歳、栗東・池江)が、13日の1週前追い切り後にEIPH(運動誘発性肺出血)を発症していることが判明。池江師は緊急記者会見を開き、出走を回避することを発表した。

 EIPHとはレースや追い切りなど激しい運動を行った際に、肺胞毛細血管が損傷して肺から出血する症状。出血が多ければ鼻出血につながり、レース中に発症した際には1カ月の出走制限(2回目は2カ月、3回目以降は3カ月)が下される。

 獣医師免許を持つ競走馬総合研究所の平賀敦次長は「全ての馬に起こりうる。米国では予防薬としてラシックス(日本では禁止)が認められていますが、基本的に予防するのは難しい。大事なのはケア。発症後にしっかり血管を治すことが重要になります」と十分な休養を推奨する。

 秋のフランス遠征については「これがレースの1カ月前なら問題。まだ期間がありますから。大丈夫でしょう」と分析。専門家は凱旋門賞への影響はないと判断している。

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