オルフェ復帰戦へ順調 併せ馬で先着

 “5冠馬”オルフェーヴルが、復帰戦の大阪杯(31日・阪神)を見据え、調教のピッチを上げてきた。

 先月27日に帰厩してから4本目となる栗東坂路での追い切りは14日、昨秋以来の併せ馬。ラスト1F手前では、能力差から500万級を抜き去り、2馬身の差をつけ、4F53秒8‐38秒6‐13秒0をマークした。前日、激しく降った雨の影響で「馬場が重かったし、2週前としては上々でしょう」と池江師。「有馬記念を使わなくて正解でしたね」と愛馬の復調に目を細めた。

 「大阪杯までは坂路で、その後はコース追いも取り入れて、目標へ向かっていきます」。口調は滑らかながら、鋭い眼光で、7か月先の凱旋門賞を見据えていた。

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