【大阪杯】オルフェ必勝態勢だ

 「大阪杯・G2」(31日、阪神)

 データも4冠馬オルフェーヴルを中心にする。過去10年で6勝を挙げる4歳馬ではない点が若干の減点材料となったが、2勝を挙げる5歳馬。〈5・3・1・1〉と抜群の安定感を誇る1番人気も確実だ。今年さらなる飛躍へ向けての始動戦。好スタートを決める。

 オルフェーヴルの5歳シーズンが、いよいよここから動き出す。年齢を1つ重ねても、何も変わらない。この馬にとっては全てが「負けられない戦い」だ。休み明けでも、メンバーがいくらそろおうと、G2ならばなおさら。13年をリベンジの一年と位置づけるならば失敗は許されない。

 週明けの森沢助手は泰然自若としていた。「体調はいいですし、変わりなくきています。順調がなによりです」。とりまく事情と同じく、オルフェ自身も変わらぬことが、かえって心強い。

 2月末にノーザンファームしがらきから帰厩。順調に乗り込みを重ねて、21日には栗東坂路で池添を背に1週追い切りを行い、24日にも未明に登坂した。「帰ってきたときは疲れもすっかり抜けて、いつもの感じになっていました。ふっくらしていい雰囲気ですよ」と森沢助手。普段通りが一番いいことだ。

 もちろん、今回が状態を上げていく“起点”だ。池江師は「ロケットを打ち上げるんじゃない。飛行機を離陸させる感じで。滑走路をきちんと走らせてね」とイメージを語った。ベテランのパイロットでも、離着陸の瞬間が最も緊張するという。焦らぬ仕上げには違いない。しかし、機首が上を向く今、出ばなをくじかれるわけにはいかない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス