【函館SS】主役バレンチノV発進だ

 「函館スプリントS・G3」(16日、函館)

 高松宮記念2着のドリームバレンチノが、連覇を狙って再び函館に乗り込む。昨年は圧倒的1番人気のロードカナロアを撃破。重賞初Vを達成し、飛躍へとつなげた。今年は主役として臨む一戦。同馬の主戦として全9勝をマークしている松山も「ここでは負けられない気持ちですね」と気合十分だ。

 調整に余念はない。高松宮記念2着後は在厩したまま、調教を積んできた。加用師は「去年はキーンランドC(7着)の前に放牧に出したが、馬に“気”がなくて走らなかった。そういう意味で今年は厩舎に置いた」と意図を説明。昨夏の教訓を生かし、体調も万全だ。5日の1週前追い切りでは栗東坂路で4F55秒8‐39秒8‐11秒9。ラスト1Fの反応は抜群だった。

 手綱を取った松山は「しっかり動いていました。(斤量の)59キロも大丈夫だと思います」と力強い。この後はセントウルS(9月8日・阪神)に進む予定で、サマースプリントシリーズ初制覇を目指す。

 指揮官は「スプリンターズS(9月29日・中山)の結果次第だろうけど、選ばれれば香港スプリント(12月8・シャティン)もと思っているから」と、さらなる躍進を見据える。秋はロードカナロアを破り、世界へ‐。バレンチノが描く壮大な“夢”は、北の大地から始まる。

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