【エプソムC】ファイナル伸び一気

 「エプソムC・G3」(9日、東京)

 重賞2勝目を狙うファイナルフォームは美浦Wで一気の伸び脚を披露。馬具の効果もあり陣営は出来の良さに自信を持つ。昨年のラジオNIKKEI賞で重賞初Vへ導いた戸崎圭とは、それ以来のコンビ。「楽しみな一戦」と鞍上は、3月のJRA移籍後初めてとなる重賞の1着ゴールを駆け抜けるつもりだ。

 巻き返しに向けて態勢は整った。ファイナルフォームは美浦Wでダブルアクセル(3歳未勝利)を10馬身近く追走。4コーナーで前にいた他厩舎の馬が進路を阻む誤算はあったが、直線に向くと一気の伸び。ゴールではパートナーと併入し、4F52秒7‐37秒9‐13秒0をマークした。

 手綱を取った戸崎圭は「他馬がいて少し置かれてしまったが、スピードに乗ってからの反応が良かった。1年ぶりに騎乗したが、精神的な成長を感じる。力を感じさせる走りでした」とにっこり。橋本助手も「1度使ってからしっかり乗り込んだ分、仕上がり自体は本当にいい」と出来の良さに胸を張る。

 今回はハミ受けを改善するため、調教の段階からクロス鼻革を装着している。「この中間は着けたことで制御力がアップした。もうハミが抜けることはないと思う。それだけの効果はある」と橋本助手。戸崎圭も「前走はハミを取らなかったと聞いていたが、きょうはしっかりハミを取っていた」と効果ありの口ぶりだ。

 東京コースはこれまで3戦して〈1110〉と相性がいい。「イメージ的には直線の長い方が走りそう。調教の感触も良かったので楽しみな一戦」。鞍上はJRA移籍後、初の重賞制覇を目指して、先頭でゴールを駆け抜ける構えだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス