「エプソムＣ・Ｇ３」（９日、東京）

　僚馬ヒラボクインパクト（５歳１６００万下）を目標に、サトノアポロは５日、美浦Ｗでビッシリ攻められた。手綱を押す蛯名のゲキに応えて５Ｆ６７秒４‐３８秒８‐１２秒７。「一杯になったなあ。まあ、追い切りは動かない方だから」と主戦は苦笑いしつつも納得の様子だ。

　直線で他馬にぶつけられるアクシデントがあった前走の新潟大賞典（４着）は、まさに消化不良だった。仕切り直しの一戦に「まだ子どもっぽいところはあるけど、きょう乗った感じでは順調にきているのが分かった。スムーズな競馬ができればいいね」とうなずく。

　昨夏以降は一気に力をつけて、前々走の中日新聞杯はレコードタイムで重賞初Ｖ。さらなる飛躍が期待される一頭に「まずは目の前のことをひとつずつクリアしてから。ここで取りこぼしているようでは…ね」と気を引き締めていた。