【JCダート】トラン史上初3連覇へ

 「ジャパンCダート・G1」(12月2日、阪神)

 快活な動きを見せた。10、11年の覇者トランセンドは栗東DPを単走。力強いフットワークで、28日の一番時計となる6F76秒5‐35秒8‐12秒0の数字をマークした。好反応を見せて「さすがに動きますね」と安田師も納得の笑みをこぼす。

 前走のJBCクラシックでは1秒6差の3着。3月のドバイWC13着以来の実戦だった。「ハナを切れずに見栄えもしなかった。やはり、この馬はハナに行く方がいい」と改めて逃げの手にこだわりを見せた。前走で使用したブリンカーも引き続き装着する予定。「1回目はあくまで試行。2回目ということで効果に期待したい」。一層の集中力アップを見込む。

 目指すは史上初の同一JRA・G1・3連覇だ。「可能性を秘めた馬。チャレンジできるのは素晴らしいこと」と指揮官は意欲満々。今後の見通しとして、来春のドバイ遠征を選択肢のひとつとして挙げながらも「まずは目先のレースを」と全力投球の構えで決戦に向かう。

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