【JC】レッド秘密兵器で筋肉ポカポカ

 「ジャパンC・G1」(25日、東京)

 前肢を高く上げて鞍上をグイグイとリード。活気に富む気配を誇示しているのが英国のレッドカドーだ。23日は東京のダートへ登場。2周目に正味6Fほどを15~16秒台のキャンターで流した。

 外国馬では唯一、来日してから決戦の舞台となる芝の感触を確かめていない。ただ、そこはスノーフェアリーで10、11年エリザベス女王杯を連覇している“知日派”ダンロップ厩舎のこと。「芝がまだ硬くて、ここで無理をする必要はないとの判断でけさもダートで。既に馬自身も十分に仕上がっているからね」とはトレヴァー助手。「馬体重も目標値にあり、いい状態だよ」と臨戦態勢が整ったことを強調した。

 陣営は“秘密兵器”を携えて来日。筋肉がよく温まって、動きにも柔らかみが出るというボディスーツがそれで、この馬体にぴったりとフィットする馬具を厩舎地区での運動中に着用している。「前走で豪州遠征して以降、愛用しているんだ」と効果に期待を寄せる。

 今後はオーナーの地元で開催される香港ヴァーズ(12月9日・シャティン)への参戦も当然視野に入れているが「馬場に関して言えば、シャティンよりも東京の方が合うと思う」と高速ターフへの適性を強調する。来日経験が豊富なモッセを初めて鞍上に迎えるのも、意気込みの表れだろう。

 「前走は流れが遅くて競馬にならなかった。メルボルンCで2着した昨年との比較でも今年の方が状態はずっといい」。陣営はかつて、ウィジャボード(05年5着、06年3着)でJCに臨み、この一戦の特質も把握している。豊富なスタミナと末脚が生きる展開なら大駆けの可能性はある。

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