【菊花賞】スカイ再度激走へ充実一途

 「菊花賞・G1」(21日、京都)

 意欲的な追い切りが充実ぶりを示す。14番人気の低評価を覆し、セントライト記念で2着に激走したスカイディグニティは17日、栗東CWでダノンフィーバー(6歳1600万下)と併せ馬。「ウチの厩舎で一番走る」と友道師が話す“調教番長”を4馬身追走し、しぶとく並入に持ち込んだ。6F82秒8‐38秒5‐12秒3。ゴール板を過ぎても鞍上は手を激しく動かし、十分に負荷をかけてきた。

 「強めの調教ができている。春の時点ではこの馬と併せ馬をしても勝負にならなかったんだ」と成長を実感する指揮官は、舞台設定にも自信満々。「未勝利時代の1800メートル、2000メートルは短かった。今回の距離、京都の外回りはいい」と手応えを口にした。父は菊花賞馬を2頭輩出(94年ナリタブライアン、95年マヤノトップガン)。血統面からも再度の激走を予感させる。

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