錦織圭が語る「悔い」「劣等感」相次いだケガと届かなかった四大大会 「よく頑張ったな」という思いも
男子テニスの元世界ランキング4位で、今季限りで現役引退する錦織圭(36)が25日、都内で会見を開いた。
国内最終戦でとなるジャパンオープン(30日開幕)へ向け、「今の気持ちは結構、満足感も今はあって、来週の試合が楽しみだなというところと。そこまで期待感とかは特にないんですけど、試合を最後できる楽しみな気持ちが大きいですかね」と心境を語った。
プロテニス選手としての19年を振り返る質問には、自分自身の相反する2つの思いを吐露した。トップ10を長らく守り、世界4位までたどり着いたことには「怪我も多い中でよく頑張れたなというのは正直あります」としたが、本当に思い描いていた目標には届かなかった。
続いた負傷に「合計すると何年もツアーでの期間を失っているので、それがなかったらなとは思います」。またタイトルの面でも4大大会(全豪、全仏、ウィンブルドン、全米)や、マスターズ1000と呼ばれる、4大大会に次ぐ位置の大会では優勝できなかった。
「4大大会、1000も取れていないので。そこは一番、悔いが残るし、他の選手とかに比べて劣等感みたいな、ちょっと煮え切らない部分も大きくあります」
率直な思いを口にした錦織は「なかなか満足はいっていないですけど。自分のキャリアには。まあでもよく頑張ったなっていうのも本音であります」と19年間を振り返った。
一番思い出に残っているシーンについては「US(全米)オープン決勝に行けたこと」を挙げた。絶対王者として君臨していたノバク・ジョコビッチを準決勝で撃破して決勝に進出したが、マリン・チリッチに敗れ夢は果たせなかった。「(決勝は)かなり緊張して体力もなくて、ボコボコにやられた」と懐かしむと同時に「トップ3、トップ4の選手とグランドスラムとか大きな大会でいい試合ができたっていうのも誇りとしてはあります」とも語った。
