「働く所なく…」月2万円で球団職員→150キロ剛速球で脚光→メジャーリーガーへ 史上まれな逆輸入プレーヤーは「本物の叩き上げ」

 フジテレビ系「ジャンクSPORTS」が26日に放送され、ダウンタウン・浜田雅功がMCを務めた。

 この日は元メジャーリーガーたちを招き、世界最高峰の舞台裏に密着した。

 NPBを経由していない初の日本人メジャーリーガー・マック鈴木氏は、渡米直後のことを振り返った。

 「(渡米は)父親に『次に悪いことをしたらもう送り込むぞ!』っていうふうに言われまして。父親が『アメリカ行ってこい』って。それが16歳ですね。1人で」と述懐。当時は野球のことも考えていない状態で、父から強制的に渡米させられたと話した。

 つづけて「(アメリカに)野球をしに行ったんではなくて。一応、1Aのプロの球団に球団職員として就職させてもらったんですよ。本当に行く所がなくて。そこだったら預かってくれるっていうことで。月300ドルぐらいの給料ですね。1ドル72円ぐらいの時です。それで17時間ぐらい働いてました。主に洗濯です」と説明。

 メジャーリーグ通のジャーナリスト・AKI猪瀬氏は「やっぱりマックが洗濯係をしてる時には日本円で月2万円ぐらいのお給料しかもらえてないので。日本的に言うと16歳のフリーターの子が、メジャーリーガーになったっていう。本物の叩き上げです。ものすごいことだと思いますね」と絶賛した。

 鈴木氏は「ヤクルトの選手とダイエーの選手の方が野球留学で来られてたんですよ。3人ずつぐらい。で、その人たちと一緒に住ませていただいてたんですけど。なんせ年上ぶるんで…」と振り返って笑わせた。

 「でも、あるタイミングで『ちょっと僕、試合に出たいな』っていうふうなことで。そんなこと、ありえないんですけど。普通は。準備をし始めまして、そのシーズンの最終戦に1イニング登板することができたんですよ。そこで、94マイル…。150キロぐらいですかね。投げて」と明かした。

 浜田が「洗濯係が?」と驚くと、鈴木氏は「洗濯係がマウンドに立ったんですよ」と苦笑していた。

 鈴木氏は、洗濯係として渡米した4年後の1996年にマリナーズでメジャーデビュー。98年に初勝利を飾った。ロイヤルズ時代の00年にキャリアハイの8勝をマーク。NPB入りは02年度ドラフト2位でオリックス入団。逆輸入メジャーリーガーとしても大きな話題になった。

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