【山田美保子のミホコは見ていた!】沢口“マリコ”、有終の美

 昨年来、一部メディアでは報道されていたが、沢口靖子が主役を張り続けた人気ドラマシリーズ「科捜研の女」(テレビ朝日系)が、23日の「~FINAL」をもって遂に26年間の歴史に幕を下ろす。

 19日に行われたファンミーティングで沢口が読んだ手紙には「もっとマリコでいたかった」「榊マリコとして過ごした日々は私の人生そのもの。かけがえのない宝物」「ずっと心の中で生き続けていきます」などと綴られており、登壇していたキャストの中には貰い泣きする者もいたほど。マリコと沢口をこよなく愛し、応援し続けた約200人のファンらも深く頷いていたことだろう。

 「科捜研」というワードと仕事内容を世に広め、定着させたのは間違いなく、この作品。そして座長として四半世紀以上も真摯に取り組んできた沢口にとって、同作はまさに人生そのものであり、宝物だったと思われる。

 数年前、京都でマリコに扮した沢口の目撃情報が多数届けられていると女性週刊誌が報じた。ロケかと思いきや、作品のファンが白衣を着て“聖地巡礼”をしているという内容で、微笑ましく感じると同時に、マリコを支えてきたのは多くの女性視聴者だと思ったものだ。

 筆者も好きなシーンは、スイーツの差し入れを抱えて科捜研を訪れる洛北医科大学医学部病理学科法医学教室の教授、風丘早月(若村麻由美)とマリコのやりとりだ。互いのキャリアと性格を理解し尽くした上での二人の会話はホッとさせられることもあれば、事件解決への大きな一歩となることもあり、欠かせない場面だったものである。

 また今期は松本まりか主演の「元科捜研の主婦(おんな)」(テレビ東京系)も話題だ。松本は、「あくまでリスペクトをもった上でのオマージュ」と言い、遠藤憲一は、「こんなことできんのは本当にテレ東だけ」と驚きながら参加を決めたという。そして昨年10月期、「絶対零度」(フジテレビ系)で沢口と共演していたSUPER EIGHTの横山裕は「元科捜研~」の存在を初めて彼女に伝えた張本人で、「怒っていなかった」と明かしている。

 こうして遊び心もありつつミステリーとホームドラマを融合させたハイブリッドな作品が誕生した背景にも、もちろん沢口とマリコと「科捜研~」が大きく関わっている。

 テレ朝のドラマ班と宣伝部が番宣を兼ねた会見をファンミというスタイルにしたことにも心が温かくなった。沢口“マリコ”の有終の美、リアタイで見届けるつもりだ。

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